かみ合わせ

噛み合わせ

噛み合わせは、口腔内だけではなく全身の健康に大きく関係しています。入れ歯やインプラントなどで歯の機能を補っても、噛み合わせに問題があると歯を再び失う恐れがあります。当院では、良好な噛み合わせを得ることを前提とした治療を行うために、咬合器による検査をはじめとしたさまざまな検査を実施しております。

咬合分析

咬合診断は、噛み合わせの問題点や悪い噛み合わせの原因を探ることであり、的確な治療を行うための準備と言えます。噛み合わせが悪いまま治療を行うと、さまざまな問題が起こります。例えば、噛み合わせを考慮せずに矯正治療を開始すると、位置合わせができていないために理想的な歯並びにならなかったり、噛み合わせがずれてしまうことで一部に負担がかかりすぎて健康な歯に影響が出てしまうこともあります。

セラミック治療では、補綴物が欠けたり外れたりするほか、顎や筋肉、歯、骨などに悪影響が及ぶ恐れがあります。

咬み合わせ治療って必要?

噛み合わせに異常があると、頭の重心がずれることで全身のバランスが崩れます。その結果、姿勢が悪くなり、肩こりや首のこり、頭痛などが起こりやすくなります。また、噛むことは食べ物を小さく噛み砕いて飲み込みやすくする行為のため、噛み合わせが悪くてよく噛めない場合、消化器官に負担がかかります。このように、噛む機能は全身の健康に影響を与えるため、噛み合わせは整えることが大切です。

当院では、咬合器という装置で顎の動きを再現し、咬合診断に役立てています。歯の当たり具合、力のバランスなどがわかるため、噛み合わせを考慮した治療の質が向上します。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばりは、次の3つに分類されます。

グラインディング……歯を擦り合わせる

クレンチング……上下の歯を強く噛みしめる

タッピング……歯をすばやく打ちならす

歯ぎしり・食いしばりが歯に与える悪影響

口周りの不調

歯ぎしり・食いしばりが長期化すると、顎や顔がゆがむことがあります。また、治療した歯の詰め物が早く欠けたり、矯正した歯並びが再び悪くなったりします。

顎関節症

顎関節に大きな負荷がかかり、顎関節症になる場合があります。食べ物を噛む度に痛む、顎が外れそうな感覚になる場合、噛み合わせに問題があるのかもしれません。

顔の変形

片側だけの食いしばりによって顔の左右バランスが崩れることがあります。悪化すると、目の大きさや頬の張り方にも影響が及びます。

知覚過敏

歯の表面のエナメル質がすり減り、その下にある象牙質が露出します。その結果、刺激が歯の神経に伝わり、知覚過敏の症状が表れます。少しの衝撃や冷たさで痛みやしみるなどの症状が起こり、食事に支障をきたします。

体の不調

肩こりや頭痛、腰痛など、全身にさまざまな症状が現れます。倦怠感によって仕事のパフォーマンスを発揮できなくなり、ストレスが溜まることで歯ぎしり・食いしばりがさらにひどくなることもあります。

スプリント療法(マウスピース)

スプリント療法は、マウスピースを装着することで歯ぎしり・食いしばりから歯を守り、顎や歯茎への負担を和らげる治療法です。歯ぎしり・食いしばりは、ストレスが原因の1つです。仕事や家事、育児など、さまざまなシーンでストレスを受けます。このようなストレスを発散させるとともに、歯ぎしり・食いしばりによる歯や顎などへの影響を抑えることが重要です。

スポーツマウスガード

スポーツマウスガードは、ラグビーやアイスホッケー、ラクロス、空手など、顔に衝撃を受けるスポーツで使用されています。顔を強打すると、歯が折れたり顎が変形したりするだけではなく、脳しんとうが起きるケースもあります。スポーツマウスガードで歯とその周りの組織を守りつつ、脳への負担を抑えることが重要です。

 

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